愛するということ


風に揺られた木々に歪む光
優しく背を押してくれる遠い過去
幸せな時間に瞳を閉じてみたら
―突然 襲われた闇は何だろう?―

いつか出会う君と・・・
失ってしまう時を迎えた瞬間
何を信じればいい・・・?

君が消えた 光の中に
僕は声を張り上げて君の名前 呼んだのに
君は気づかずに歩くのね
遠く――消えていく

心奪われたのは儚いから?
一瞬で消えちゃいそうな君の背中

追いかけてもいつかすり抜けてしまう
ずれてしまった時 僕は何が出来るの・・・?

君が笑い、そして泣き 数え切れない時間を過ごし
僕が守れたのは何?
一人さえも救えなくて 心壊れて苦しくて

人が生きるのは 自分のためじゃなくて
生きとし生けるものを愛するために

目覚めたとき気づいたんだ
―夢の中で君は笑い
 僕にそっと手を差し伸べ
 「ありがとう」って言ってくれた

何処か遠く君の住む場所へいつか行けたなら
君のために歌を歌おう
君と僕が生きた証 それが二人を繋ぐ絆